★★★★
単に映画オタクのドタバタ劇であるだけじゃなくて、実際に「映画的な」ドラマチックさにまで物語が駆け上がっていくのが毎回ほんとに面白い。「マトリックス」回は唸ってしまうくらいの完成度。1本ごとにバカバカしいくらいまでマンガを遊び尽くす姿そのものが、「映画」への何よりのリスペクトになっているのがニクいんですよね。好き。
★★★★☆
筆者も指摘している通り、1巻とはかなり内容が異なりつつある(笑)けれど、ちゃんと「よそじのメシ事情」だし、何よりどのお話もゲラゲラ笑えて、あたたかい。
そう、「あたたかい」のがいいのだ! 別々の人間の、その違いをこんなに楽しめてることがめちゃめちゃ羨ましくて、やさしくて。落語のような人情話にまで昇華されてる「ピーナツバター」は白眉で、コレいいなぁ〜と思ってたらTwitterでちゃんとバズっててさすがだなと思った。地に足のついた平凡な日常でも、抜群の観察眼と探究心を失わないコサカ・ポップの穏やかな新境地。
★★★★
ぶっとび展開の連続はゲラゲラ笑えて楽しいし、いちいちの言い回しの楽しさにも全く飽きない。オカルトに振り切っていた時にちょっと心が離れていたけど、完全に戻って来れました。ぼくがVTuberを見るようになったからだけど、ラジオパーソナリティ的「楽しさ」「面白さ」の正体に手を伸ばしている感じにもドキドキする。読み応えがあります。