Wi-Fi飛んでる? 神さまって信じてる?

音楽・マンガ・映画・その他 いろいろ感想をメモしておくブログです。

*音楽

CHiCO with HoneyWorks「大人になったね」

★★★★★ ばッかみたいに泣いちゃった……。(↓の2曲目ね) まぁなんかさ……ポッドキャストでも話したんだけどさ、ぼくは正にこういう、<人気者>になっていった人たちをただ見送り続けてきた人生で、いろんな人間関係が<20万分の 1>に希釈されてしまって。焦…

BBHF「ホームラン」

★★★★★ くそ素晴らしい大名曲。 他とも迷うが、やはり2021年のナンバーワン・ソングということになるだろう。何度でも聴いてしまう。煌びやかで熱のあるバンド・サウンド、壮大なスケール、ロマンチックなフレーズ、歌声、そして歌詞。7inchアナログも買っち…

PEOPLE 1『PEOPLE』

★★★★★ 2021年最大の注目作だった。 アルバムがただの先行シングル・バリューセットと化し、初っ端からシャッフル再生されてしまうこともままあるこの時代に、PEOPLE 1待望のフルアルバムでは、インスト含め実に9曲もの新曲が用意されている。そして、そのす…

柾花音『まかのんソングス~じぇいぽっぷ~』

★★★★ 柾花音のカヴァーアルバム。前作『まかのんソングス〜あにそん〜』からわずか4ヵ月、しかも今回はCDリリース(レーベルはVTuber事業も展開しているCHET Group)である。ノリノリだ! 『〜あにそん〜』から圧倒的に良くなったのが、曲順。楽曲のテーマ、…

amazarashi『令和二年、雨天決行』

★★★☆ amazarashiのEP。 「amazarashiなら“令和二年”をどう歌うのかな」という興味からプレイボタンをタップした。表題曲「令和二年」は意外にも穏やかで、そしてすごくありふれた「シンプルに寂しいぜ」の感情が唄われる。秋田ひろむって、他の曲でも薄々感…

Rain Drops「エンターテイナー」

★★★★ にじさんじ所属VTuber6人からなる音楽ユニット、Rain Dropsのメジャー1stフルアルバムのリードナンバー。 Rain Drops、実はメジャーデビューしたVTuberの中ではリリース数が群を抜いていて、セールス的にも優等生みたいなのですが、自分は結成当初から…

BURNOUT SYNDROMES『BURNOUT SYNDROMEZ』

★★★☆ BURNOUT SYNDROMESのコンピレーション・アルバム。アニメタイアップの既発曲を集めた「アニメベスト」と銘打たれている。 例によってソニーのアーティストが持ち回り担当している少年マンガ原作アニメのタイアップを強く意識した、職人芸のようなロック…

ときのそら『ON STAGE!』

★★★★ ときのそらのセカンドアルバム。15曲入りだった前作から一転して、全8曲と少々寂しいボリュームに。 アイドル路線へ完全に振り切った『My Loving』と同じ感じかな? とタカをくくって聴き始めたら……サザンのような妖し〜いポップナンバー「リア/リモシ…

樋口楓『AIM』

★★★☆ 樋口楓のファーストアルバム。 Lantisからのデビューということで、とっっってもLantisっぽい……とはいえめちゃめちゃ方向性がハッキリした(そして、おそらく樋口楓の得意なことともよく合っている!)アニメ主題歌的ロックナンバーがメイン。演奏は時…

odol『はためき』

★★★★ odolの約3年ぶりとなるニューアルバム。散発的にリリースされた配信限定シングルやEPから全9曲が選ばれている。 前作の、やや悩みの深い内省的な霧は払拭され、穏やかで、だけれどまばゆい日常が静謐かつ緻密な音楽によって描かれていく。2曲目の「未来…

ADAM at『零』『Daylight』

★★★★ ADAM atの、それぞれ2020年、2021年発表のオリジナルアルバム。 これまでのアルバムと連続性のある、オシャレで心落ち着くジャズアルバム『零』。そして一転し、攻撃的なギターサウンドとビートの「カルラテン」から幕を開ける『Daylight』は攻めの1枚…

Gang Of Youths『total serene』

★★★☆ オーストラリアのロックバンド・Gang Of Youthsの3年ぶりになる新譜。 ああ、これこれ、こういうやつ!って感じの、希望も混ざった熱い気持ちが腹から湧き上がるロック・ナンバー「the angel of 8th ave.」が見事です。YouTubeにピアノアレンジ版もアッ…

ソウル・フラワー・ユニオン『ハビタブル・ゾーン』

★★★★ 『バタフライ・アフェクツ』以来2年ぶりのニューアルバム。 前作がダメダメだった(前々作もあんまり……)ので期待値が低いまま聴いてしまったのですが、間違いなくキラーチューンの「ダンスは抵抗」、やわらかくも力強い「川のない橋」、久々にアイリッ…

空気公団『僕と君の希求』

★★★☆ 空気公団のニューアルバム。長年連れ添ったメンバーが離脱し、山崎ゆかりのソロ名義になってからは初のリリース。 そんな経緯もあったからか、全体的には「遊び」の少ない、「ザ・空気公団」を追求したような気合の入った曲がズラッと並んだアルバムに…

ハナレグミ『発光帯』

★★★☆ ハナレグミのアルバム。いつの間にやら、前作から4年ぶりのリリースとなった。 全体的に、穏やかにゆったりと過ぎていく日常をふわりと描いた歌詞、そしてサウンドを前面に押し出した楽曲が並んでいる。過去の作品よりもやや気持ちがポジティブ寄りで、…

フラワーカンパニーズ『36.2℃』

★★★★ フラワーカンパニーズのニューアルバム! 最近のフラカンのアルバムとしては珍しく、歌よりもバンドアンサンブルへぐっと寄せた、歌詞よりかはジャカジャーンと心地良くかき鳴らされるぎらぎらしたロックサウンドに心惹かれた。「こちら東京」の感動的…

yonige『三千世界』

★★★★☆ yonigeのミニアルバム。再びインディーズからの発売。 過去作と違い、ストリーミングでも解禁されている。「あーストリーミングでも来たのか……じゃあCD買わなくても良かったかな……」とか思ってたら、何とストリーミングとCDで内容がぜんぜん違うらしく…

ナユタン星人『ナユタン星からの物体N』

★★★☆ ナユタン星人の4thアルバム。リリースは2020年4月で、つい先日*1ストリーミングが解禁された。 アルバムを聴いてみようと思ったきっかけは「銀河電燈」と、そして「木星のビート」のカヴァーを聴いたから。「木星のビート」はキュートなメロディライン…

2021年上半期セブン

2021年上半期のマイベスト楽曲・ベストセブンです。 ※「2021年上半期に僕のiTunesに登録された」曲からのセレクションであって、発売時期的にそうでない曲も入っています。1位~7位という意味ではなく、聴いた順(みたいなもの)です。 01.醜い生き物 / CHiC…

大瀧詠一・川崎鷹也「君は天然色」

★★★★ 紹介したいのは、こないだ発売されたらしい松本隆のトリビュート・アルバムに収録されている「君は天然色」のカヴァー。ヴォーカルは川崎鷹也で、編曲は亀田誠治。 シティポップは……正直まったく自分の趣味の範囲外なのですが、でもこのアレンジ凄くな…

奥井亜紀「ああ、春だ。」

うおおお! 大好きな、本当に本当に大好きな曲のライヴ映像がアップされていた!! アアアァァァ!!! 奥井亜紀、生歌めっちゃ上手いな!!!! 移りゆく景色を鮮やかに、そして優しく描きながら、軽やかに日々への愛おしさと祈りが歌い上げられていく。思…

RADWIMPS『2+0+2+1+3+1+1= 10 years 10 songs』

★★★☆ RADWIMPSのアルバム。東日本大震災に際し発表してきた10曲を収め、満10年となる3月11日にリリースされた。 発表当時から既に多少の違和感はあったんだけれど、特に最初の数年の作品、「ブリキ」や「カイコ」、「あいとわ」などは、震災そのものを描いた…

SUPER BEAVER「アイラヴユー」

★★★★ なんかこの曲好きで。 スーパービーバー、『ばらかもん』の主題歌だった(何年前だよ……)「らしさ」しか知らなかったので「そんな名前も……」くらいの印象だったけれど、『サンボマスター究極トリビュート』の素晴らしいカヴァーで「まだいたんだ!そし…

柾花音『まかのんソングス〜あにそん〜』

★★★★ シンガー・柾花音の(待ちに待った!)初商業音源。アニソンのカヴァー集になっている。 「そばかす」や「God knows...」とかも入っているけれど、基本的には最近のジャンプ系アニメからセレクトされていて、おそらくはご本人の趣味が色濃く反映されて…

和田たけあき(くらげP)「わたしのアール」

★★★★ ぜんぜん知らなかった曲でしたが一聴してびっくり! これはいい曲だわ!! 「残り20秒でどうオチつけるの!?」と思ったら、なんと、なんと見事な幕切れよ…これこそが古き良き叙述トリック、そしてドンデン返し。ダメな人は(つまり僕は)このネタばら…

ピーナッツくん『Tele倶楽部』

★★★☆ 前作からわずか1年でリリースされたセカンド・フル・アルバム。がんばっている! アニメキャラ「ピーナッツくん」がその世界から飛び出し――超ドープなヒップホップをかますという異様さで強烈な印象を放った前作とは方向性がチェンジし、「VTuberとして…

Bob Dylan「Murder Most Foul」

★★★★☆ ボブ・ディランの、ノーベル文学賞受賞以来となる新曲。といっても2020年3月リリースですが。 ボブ・ディランの熱烈なファンというわけではなく、最近なんとなくググったら出てきたから聞いてみただけなのですが、魅了された。全編が「語り」で、延々…

山岸賢介『回想的東京』

★★★★ ウラニーノ・山岸賢介の初となるソロ音源。未音源化曲の中から、「東京」をテーマにセレクトした3曲が収録されている。 「神様と東京ウォーク」は、10年くらい前に渋谷プレジャー・プレジャーのワンマンライヴで聴いて以来の再会で、収録されると聞いた…

YUKI『Terminal』

★★★☆ 最近だとChara+YUKIも素晴らしかった、YUKIの10枚目になるアルバム。 「原点回帰」…ではないけれど、セールス的に一番成功していたころのポップなダンスミュージックに戻ってきたようなアルバム。フロアをアゲる「My lovely ghost」、一転して叙情的&…

星野源『不思議/創造』

★★★★ 星野源の両A面シングル。 80年代っぽいオシャレな「不思議」、緻密に組み立てられた「創造」も面白いけれど、やっぱり僕はこれが聴きたくて手に取ったんだぜの「うちで踊ろう(大晦日)」スタジオ録音版が嬉しい。歌詞カードのあとがきで本人が、<紅白…