Wi-Fi飛んでる? 神さまって信じてる?

音楽・マンガ・映画・その他 いろいろ感想をメモしておくブログです。

Mumford & Sons and Gang Of Youths「Blood」

★★★★★


最新アルバム「Delta」のワールド・ツアー(日本にも来てよ!!日本に来るぞ!!)を回っているマムフォード・アンド・サンズ。とにかく僕はこのバンドが大好きなのですが、ギャング・オブ・ユースというまた違うバンドをサポートアクトに加えている公演があったそうで、彼らの持ち曲(オリジナルはThe Middle Eastというオーストラリアのバンド)を気に入ったマーカスらが両バンドでコラボしたライヴがオンラインにオフィシャル・アップされていた。

なんて美しい演奏だろう。

調べてみたら歌詞も、もうたまらなく良くて……。詳しくはこちらの和訳を。ひとつの一家の大きな物語を描き出すストーリーになっていて、特に最後のヴァースがたまらない。もうこういうの大好きなんです。さくっと言うと……

今はもう弱り切った、ある一人のおじいさん。最愛のひとを亡くしてから、あなたはただ死ぬ日だけを待ちわびていた。大丈夫ですよ、その日は、もうすぐ来ます。あなたが一生にただ一人だけ愛し抜いた人は、若い日に、あなたと共に歩んだ太陽の光のせいで(共に光の中を歩いたから)、全身の身体や血をがんに侵されてしまった。でもね、決して振り返らないで。あなたにできることは、もう何も無いのですーー。

ローソンでおにぎりを選びながらこの曲を聴いてたら、突然こみ上げて涙が止まらなくなってしまった。角を曲がってきたお客さんがぼくを見て気まずそうに引き返してた。本当に申し訳なさすぎて今スタバに駆け込んでこの文章を書いてる。はー、ラテがうまい。原曲もファンタジック(買った)だけど切なさ・物語感・そしてドラマチックさではこのカヴァーのほうが上だ。ライブ映像もいい。センターステージもっと流行らないかなぁ。バンプとか絶対似合うと思うのに。

あなたにできることはもう何もない(And There’s nothing you can do about it now)。こういうメッセージを、物語に込めることって、もっと出来ないかな。これも、本当に、切実に、泣きそうなくらいの、救いだと思うんですよ。