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長いシリーズのはじまりの、最初の70ページでもう号泣。ファミレスで大号泣。いちどスイッチが入ると二人が焼けたトーストをつついたり千切りにしたキャベツをやりとりしてる、セリフすらない（腹立つくらいふざけたオノマトペはついてるやつ）1コマでもうドバドバ涙が出てしまう。あーもう。ヤマシタトモコの著作ってぼくまだ1/10も読んでないけれど、何でこんなにすごい人がまだ評価されてないんだ。TBSでドラマとかになってないんだ？不当すぎないか？ ／ きっと誰にでも、言葉があふれる瞬間があって、あるいは何千マイルも旅をしてようやくぼそぼそ紡げるだけの言葉を手に入れたりして、その「言葉」が、たとえ放った人間がそれを意図していたわけではなにせよ、誰かの人生を変える、照らし出す、導き出す瞬間を鮮烈に描いていて、本当に、しびれる。
ぼくは日記をつけていないけれど、過去に自分で書いたセリフや物語がいまのぼくの灯台になることがあって、そういうことなのだと思う。
