★★★★☆
めっっっっちゃええやん!!!! わかるよ、直前にいいもの見てると感情ごと完璧に影響受けちゃったりするよね……そういう失敗はやっちゃうよね……。そしてクリエイティブのロマンティックを全編でたっぷり描いていてマジで大好きになっちゃった。似たものでは、例えばマンガとか映画とかをモチーフにした作品はあるけれど(それこそ『ブルーピリオド』や、後者だと『ポンポさん』とか)、クラシックバレエの作品でその本質に肉薄するなんて考えもしなかったな。「楽しく踊ろう」クラスのシーンは正に白眉。これだよ!!シナリオ書く人間はこれをつい忘れてしまうんだ!!何ていいこと書くんだこの作家さん!!
<表現するって 実際に その感情を胸に抱きながら踊ることだ
踊りながら『私は 今 怒ってる』って 考えることじゃない!!>
努力すること、楽しむこと、自分の頭で考え続けること。人間にとっていちばん難しいこの三箇条をスラスラとこなす奏は、まるで"表現者"の理想が詰め込まれたようなキャラクターだ。奏にさそわれてつい、夜の部屋でひとり、カカトを上げちゃいました。
玉木先生のスピンオフをヤマシタトモコに描いてほしい……。