★★★★☆
「みたいなこと」をラジオで聴いて以来、自分の中で急浮上したyonige。現時点では*1これが最新のミニアルバム。
すーーーーーーっげーーーーー良かったんだけど!?!?!? クソかっこいいヴォーカルと、クソかっこいいサウンドと、クソかっこいい言葉選びと、意外と泣き虫な歌詞のギャップがたまらなかった。そして描かれている景色の、このやさしい空気感は何なんだ……どうでもいい日曜日の、あるいは仕事サボっちゃった平日の午後の、手すりの錆びたベランダから洗濯物越しに見上げる春の空みたいな……。こういうロックバンドっていたんだ。うわー、特別なやつだ。すごいや。
とてもドライで、けだるげで、何だか眠そうで……だけど多分、ものすごく感受性が高いんだろうな、と思わせる繊細さが共存する唄たち。無骨で柔らかなギターの音色と、ブリブリ鳴るベースのカラーの違いも楽しい。これは好きになっちゃう……最高。もっと売れてもいい気がするな(知り合いにも好きな人が多そう)。ラストの曲だけちょっと雰囲気が違ったけれど、クレジット読んだら作詞が別の方のCMソングらしいです。
*1:2019年12月16日執筆時点。