Wi-Fi飛んでる? 神さまって信じてる?

音楽・マンガ・映画・その他 いろいろ感想をメモしておくブログです。

*漫画

アッチあい『愛しの国玉』2

★★★★☆ やっぱヘンだよこのマンガ! 何かがヘンだよ!! すました顔してるけど狂気の沙汰だよ!!! ……と感じるたびに、自分の中の下らない「こうであるべき」がグチャグチャにされていくのがひたすらたのしくて、そして、うれしくて。猫に人間が嫉妬を剥き出…

こざき亜衣『あさひなぐ』34

★★★★★ このマンガの感想を言葉にまとめたら、何か豊かなものが生まれるのかもしれないけれど、でも、“そうじゃない”。こんなどうでもいい自分が立っているコートの反対側にも、常に絶対に誰かがいて、その中の一人に旭はいる。いてくれている。だから、だか…

宝井理人『テンカウント』4〜6

★★★☆ 楽しめなかったわけではないけれど、なんか全体的にはポルノのイメージのほうが強くなっちゃったかな……。潔癖症という設定をもっと引っ張って、読者を忠臣目線からドキドキさせ続ける手もあると思ってたけれど、結局二人がラブラブしていく流れをしっか…

雨水汐『欠けた月とドーナッツ』2

★★★★ 「人への“好意”って暴力だよね」というテーマにズキズキくる。恋愛というよりも、そもそも人と接することから離れていってしまう人間の奥底を(そこまで深く掘るわけではないにせよ)ちゃんと描いているのがいいです。

仲谷鳰『やがて君になる』6〜8

★★★★ 6巻の劇中劇シーンがあまりにも良くて、正直あそこでお話が終わっちゃってた部分はあったように思えたのですが、それでも最後まで丁寧に描き綴られていて、よい読後感でした。 そーなんだよねー。劇中劇でお話部分の結論がもう出てしまって、その後のラ…

紀伊カンナ『春風のエトランゼ』4

★★★☆ また雰囲気も含めて元に戻った感……何だったんだ3巻のアレは(意図はわかったんですけどね、意図はね)。今回は今回で桜子がまだよくわからんけど。一回ああいうことがあると、イイシーン読んでも安心して読めないというか、テンションが上がんなくなっ…

紀伊カンナ『春風のエトランゼ』3

★★★ ええぇぇ……なんだそれ……急に駿の小説が売れてしまってカップルごと週刊誌に追われる存在になるという展開……わからん……こればかりはマジで全くわからん……今のところはブチ壊しにしか思えない……4巻既に買ってたから良かったけど、この巻までしか買ってなか…

はらだ『ワンルームエンジェル』

★★★★☆ 泣いちまった! これはやられた。すごいラストシーンだ……。 どん詰まりで生きる意味を失っている男の元へ、「パァン」という音と共に降り立った天使の物語。二人のコミカルなやりとり、憎悪と不満と悪意の連鎖に満ち満ち溢れた現代社会を濃密に反映さ…

オジロマコト『君は放課後インソムニア』4〜5

★★★★☆ 生きていくことは、ただ苦しくてつらいことが起きるだけなのに、それでも明日を迎えようと無理矢理にでも思わなきゃいけなくて、そのために未来へ持って行ける武器とは、「目の前のものに感動することができる」強い感受性そのものだと思う。 「目の前…

榎本あかまる『この会社に好きな人がいます』5

★★★☆ THEデトックスマンガ。クリスマス・イブのエピソードがめちゃ好きだ……! こういうのが好きな人と友達になりたいぜ。

アサイ『木根さんの1人でキネマ』8

★★★★ ファーーーーー!!(明石家さんま)ってなる39本目をはじめ、相変わらずおバカなテンションでぶっち切る映画オタクのための漫画映画。たとえタランティーノの真似だったとしても、この人に映画を一本撮らせてみたい……(日本には意外とないよね、映画愛系…

くずしろ『兄の嫁と暮らしています。』8

★★★★☆ 素晴らしい。プロットにしたら1行で済んでしまう内容だけれど、それをここまで、ここまでも丁寧に追うなんて……! 雄弁に話しているようで実は何も話していない、モノローグも、ダイアローグも、すべてが生き生きと響くように磨きがかけられていて、圧…

高橋那津子『紅い実はじけた』2

★★★ 人々の一瞬のきらめきを、力強いグラフィックと漫画的ロマンチズムにあふれた演出で描き出す短編集の第二巻。ただ、凄まじい作劇の『昴とスーさん』を先に読んでしまっていると、どうしてもストーリー面では物足りなさを感じてしまった。前巻にあった「…

茜田千『さらば、佳き日』6

★★★☆ おおぉ話が動いた……。どうなるんだろう、これは。ディティールっぽいシーンを積み重ねているようにみえて、ちゃんと本編の伏線を貼ってたりするのがあなどれない作品ですね……(P95とか)。あと、いい意味で、絵が変わってきた感じがします。

鈴木小波『ダンジョン&デリバリー』

★★☆ 感想としてここに書こうか迷ったくらいなんですが、いやでも……鈴木小波の新作だし……。 「ダンジョンの中へグルメな食べ物を運ぶ」「戦う相手はモンスターだけど武器のメインは剣で全体的に敵も和風っぽい」「ネタ元自体はウーバーイーツ」「動画配信者が…

白樺鹿夜・江本マシメサ『北欧貴族と猛禽妻の雪国狩り暮らし』1

★★★★ 退役軍人の妻が北欧(おそらくはフィンランド)の雪深い小領に嫁いでくるという物語。 「仮」の夫婦となるリツとジークがどっちもいい! 互いに敬意を払っているのがとても素敵。ざっくりした絵柄だけどポイントを抑えた作画も特徴で、かなりディティー…

犬上すくね『想うということ』

★★★★☆ めちゃくちゃいい!! オールドファッションな少女マンガ短編集ですが(実際、2003年の単行本を新装版にしたものらしい)、隙間を意識したスッキリした画面、可愛らしい絵柄はもちろん、よわいものがあるとき「気がつく」、その瞬間の飛躍や舞い上がる…

峰浪りょう『少年のアビス』3

★★★★☆ おもしろ!!!!!! そう来たか! という展開に思わずニヤリ。サスペンスであると同時に、そしてこれは過去作『ヒメゴト』も『初恋ゾンビ』もそうだったけれど、上質なミステリーでもあるのだ。それ以外の部分も十分魅力的でまだまだ語り足りない箇…

沙村広明『波よ聞いてくれ』8

★★★☆ 北海道地震編、作品自体のクライマックスになるのかと思いきやあっさり終わってしまった。でも最後までしっかりエキサイティングで、諸々の人物模様が最後にはほどけていくのも、そして災害報道というテーマにがっつり挑み取り組んでいたのもとても良か…

重野なおき『信長の忍び』17

★★★☆ いつも通り読んでしまうというか、取り立ててハイライトもダウナーポイントもなかった第17巻。ワクワクはちょっぴり減ってきたかな……良くも悪くも「学習まんが」の趣き。小ボケを挟みつつもわかりやすく、そしてかなり贅沢にページを使って、丁寧に史実…

高野ひと深『私の少年』9

★★★★ う~~~~ん。最後の最後に、二人が何か大きな一歩を踏み出すのかなと思っていたけれど、ほとんど全く変化なしで終わってしまった……。でもこれが作者のやりたかったことなんだろう。そうなんだろうけど……。聡子があそこまで「家族が怖い、恋が怖い」と…

アッチあい『愛しの国玉』1

★★★★ 「いや、そもそも猫とは結婚できねーし!!」という大前提がズッポリ抜け落ちたまま話が進んでいくのが実にアッチあい的なサイコパスっぷりですが、だからこそいいというか、豊かなんですよね。世の中でBLとか百合とか、ただラブラブする相手をセックスだ…

こざき亜衣『あさひなぐ』32〜33

★★★★☆ 最終決戦。 <不幸は事実ではなく心がもたらすもの。 不確実なものを愛し、追うことができる彼女たちは きっと幸福だと思いますよ。 愛されるために生きるよりずっと…> <私の中の血が流れる、 大きな音が聞こえる――>

山口つばさ『ブルーピリオド』8

★★★☆ アイドルとかを全然いいと感じたことがなく、「頑張ってる人を見てると勇気がもらえる」というのもよくわからないけど、確かに八虎くんは応援したくなるな……。 講評会のトラウマ(「評価しなくていいよね?」とほぼ同じ経験をしたことがある)や、考え…

高橋那津子『昴とスーさん』4

★★★★☆ スーさんをつなぎ止めるもの――が、あまりにもあいまいで、だからこそ一つ一つの、一歩一歩の日常が、はかなく、せつなく、まぶしいものとして描かれてゆく。次のページではすべてが壊れているかもしれない、その「まぶしさ」に、ひたすらハートを焼か…

Cuvie『絢爛たるグランドセーヌ』16

★★★★☆ うおおおぉぉぉまさかのアイリッシュ・ダンスも登場!! 抑圧の歴史が身体表現の、そして文化という闘いの歴史とつながっている。それから比べたら枕草子なんて……って思っちゃうけれど、きっと血と闘いに塗れたヨーロッパの人たちには全く違う感銘を与え…

紀伊カンナ『春風のエトランゼ』2

★★★★☆ ええ……めっちゃいいじゃん……。小さくてにぎやかな生活の中で、それぞれが抱いているものに触れながら、互いに気遣いながら、生きてゆく歩みをゆっくりと進めてゆく。 ゲイの葛藤にこんなに真っ直ぐ向き合った作品って意外と読んだことがなかったかもし…

紀伊カンナ『春風のエトランゼ』1

★★★★☆ 名前が変わっているけど『海辺のエトランゼ』の続編になる。まぁ「既に話は終わっている」ので、ここから転がすのも大変だよなぁと思いつつ、この「大いなる蛇足」をゆったりと、まるで二人の間で流れている時間そのもののように、楽しみます。なんか…

峰波りょう『少年のアビス』2

★★★★ 前の巻に続き、息つく暇もない展開。最初はそうだと思っていなかったけれど、群像劇の様相を呈してきたのもすごく良いです。ただ、テンポが早いだけに「えっ……意外に早く話が終わっちゃうのでは……もっとゆっくり読ませて……」感も。これが週刊誌のスピー…

咲坂伊緒『思い、思われ、ふり、ふられ』1〜4

★★★☆ ebookjapanの無料キャンペーンで4巻まで読破。 久々にガッツリと少女マンガを読んだ気分。まだ序盤(4巻はそれなりに盛り上がる)なのでストーリーのハイライトは特になかったけれど、とにかく「先が気になる」感じを作り続けているのがうまくて、まん…