Wi-Fi飛んでる? 神さまって信じてる?

音楽・マンガ・映画・その他 いろいろ感想をメモしておくブログです。

*音楽

2023年上半期ファイブ

2023年上半期のマイベスト楽曲・ベストセブンです。 ※「2023年上半期に僕のiTunesに登録された」曲からのセレクションであって、発売時期的にそうでない曲も入っています。1位~5位という意味ではなく、聴いた順(みたいなもの)です。 01.窓の中から / BUMP…

2021年下半期ナイン

2021年下半期のマイベスト楽曲・ベストナインです。 ※「2021年下半期に僕のiTunesに登録された」曲からのセレクションであって、発売時期的にそうでない曲も入っています。1位~9位という意味ではなく、聴いた順(みたいなもの)です。 01.野球 / くるり <…

柾花音『夢見ごこち』

★★★★☆ 柾花音のEP。オリジナル曲のリリースは初となる。 華やかな「My bouquet」でアルバムを始めたくなるところ……を! あえて「Dreamy steps」から立ち上げ、4曲を通して次第に夜から朝へ景色が変わってゆくさまを描き出す。特にこの「Dreamy steps」が面白…

The Who『WHO』

★★★★☆ めちゃ良〜〜〜!!! びっくりした〜〜〜!!! ザ・フー13年ぶりのオリジナルアルバムにして、最新作。と言いつつ僕はぜんぜんザ・フーの熱心なファンではなく、ヒット曲ですらほぼ把握できていないし、(BUMPのライブSEとしてちょっぴり有名な)…

Mr.Children「生きろ」

★★★★☆ これじゃん、ミスチル。 2018年リリース『重力と呼吸』のロックンロール・グルーヴと若々しい歌詞、まだまだ攻めてゆくそのバンドの姿勢にめちゃめちゃ感動した僕は、続く『SOUNDTRACKS』の、美しい音像なんだけどバラードに次ぐバラード、老いに抗わ…

宝鐘マリン「Unison」

★★★★☆ 宝鐘マリンのオリジナル曲。トラックメイカーのYunomiとのコラボレーション。 ホロライブはあんまり詳しくないのですが(船長も、だいたいどんな方なのかは切り抜きでザックリ知っているよ! 程度)、最近たまたまこの曲を知って「ええっ!?めっちゃ…

藤井風『LOVE ALL SERVE ALL』

★★★★ 藤井風のセカンドアルバム。 すっっっかり大ブレイクしまして相変わらず僕の母が大ファンなのですが、正直去年発表された「きらり」「燃えよ」が全然ピンと来なかったのも正直なところで、期待半分、まぁ自分が聴く最後のアルバムになるかもな、も半分…

ウラニーノ『2020.EP』

★★★★ ウラニーノのEP。 2035年の世界に生きる「ぼく」が手にしたフェンダーテレキャスターが、壊滅的状況に追い込まれている2020年のライブハウスより発せられた電気信号を受信する。1曲目からたっぷりと助走をつけた物語が、2曲目の「2020」でジャカジャー…

Gang Of Youths『angel in realtime』

★★★★★ オーストラリア出身のロックバンド、ギャング・オブ・ユースのニューアルバム。これは、マジで、ほんと、とんでもない、大名盤!!! 荒々しいヴォーカル、ロマンティックなメロディ、そして一体感あるバンドサウンドと煌びやかで繊細なストリングス。…

ウカスカジー『どんなことでも起こりうる』

★★★☆ ウカスカジー、フィジカルでは5年ぶりとなるニューアルバム。『金色BITTER』の全曲をCD初収録している。カバー曲も2トラック収録。 特に新曲は、もはやフットボール全く関係がなくて、「ミスチルの曲としては……ね」みたいな、ちょっとプライベートある…

mona『#名前だけでも覚えてって下さい』

★★★☆ HoneyWorksのプロジェクトの一つ、monaのデビューアルバム。 shitoが最近立て続けに発表している、架空のアイドル楽曲の数々を「mona」というキャラクターで串刺しにし、描き出している。さすがに「キャラクター」が唄っている印象が最後までぬぐえない…

RADWIMPS『FOREVER DAZE』

★★★☆ 大味なアルバム。 だからと言ってそこまでヒドいものでもない、んだけれど……。「もっとバンドサウンドを聴かせろよ!」みたいな単純な話ではなく、やっぱり単にこういう大袈裟・ドラマチックなアレンジが続きすぎてしまうことへの飽きが先に来てしまっ…

Bank Band『沿志奏逢 4』

★★★★ Bank Bandのベストアルバム。全オリジナル楽曲、セレクトしたカヴァー曲、そして歴代ライヴ音源から構成されている。 僕はBank Bandのアルバムで音楽の「オルタナティヴ」の情操教育を受けたので(ヒートウェイヴも中島みゆきも浜田省吾もKANも「歌うた…

Taylor Swift『evermore』

★★★★ たいへん素晴らしい作品だった『folklore』の続編となるアルバム。 濃ゆい物語性、幻想的な雰囲気などは前作から継承しつつも、ビートがかなりモダンになったりと、全体的にはグッと現代的なアレンジやアプローチに寄せられた印象を受けた。そこまで大…

The Lumineers『III』

★★★☆ ザ・ルミニアーズのサードアルバム。 (架空の)「スパークス家」の3代にわたる物語を描いたコンセプト・アルバムになっていて、直近だとテイラー・スウィフトの『Folkmore』のような、とてもストーリー性の色濃い内容。どうにか和訳のブックレットを読…

Brandi Carlile『Brandi Carlile』

★★★☆ アメリカのシンガーソングライター、Brandi Carlileのファーストアルバム。もうBrandi Carlileについては、1枚目から順番に聴いていこっかな!と思って。 とはいえさすがに古い音源なので、声も若いし、まだ現在のような強烈なテーマ性もないので、グッ…

富士葵『シンビジウム』

★★★★☆ 富士葵の2ndアルバム。 まず内容に入る前に、Twitterにも以前ちょっと書いたけれど……。これは富士葵に限った問題ではないのだが(←ここ大事!)、「歌詞を活字で読むことができるのはCDを事前に買った人だけ」というのは本当にもったいないことだ。歌…

OAU『Re:New Acoustic Life』

★★★★ OAUの、ほぼ全再録となるベスト・アルバム。 とにかくグッドサウンドで録れれば録れるほど光る音楽ジャンルだと思うので、「New Tale」の美しいイントロなんて涙が出そうなくらい興奮してしまう。あんまり歌詞が楽しめるバンドではないので自分はそこが…

Lucky Kilimanjaro『!magination』

★★★☆ Lucky Kilimanjaroのアルバム。 「夜とシンセサイザー」という楽曲を聴いて興味があったバンド。1曲目の「Imagination」は□□□、2曲目の「Drawing!」は山口一郎をそれぞれ彷彿とさせるものの、特に2曲目以降はエレクトロサウンド+シティポップ風ナイス…

SUPER BEAVER『アイラヴユー』

★★★☆ SUPER BEAVERのアルバム。長らくインディーズにいたようで、このアルバムからメジャー復帰だったみたい。 「ロックンロール イズ ノット デッド」のカヴァー、「ひとりで生きていたならば」、そしてアルバム表題曲「アイラヴユー」を聴いてグッと興味が…

BURNOUT SYNDROMES『TOKYO』

★★★★ 毎度毎度ハイカロリーな、バーンアウトシンドローム4枚目のオリジナル・アルバム。 冒頭「2020年渋谷の旅」でCOVID-19とトーキョーの物語を堂々宣言するにしては、その後はあんまりコロナ情勢関係なかったけれど、やっぱりこのバンドらしさが炸裂したユ…

ハンバート ハンバート『FOLK 3』

★★★☆ 『FOLK』シリーズもいつしか3枚目! なので、相変わらずコンセプトもサウンドも素晴らしいし、一方でレアリティはさすがに落ちてもいて、ちょっとマンネリ感が出てきたことは否めないかも。「今夜はブギー・バック」や「浪漫飛行」も、一回聴く分には「…

ユニコーン『ツイス島 & シャウ島』

★★★★☆ まさにユニコーンにしか出来ないアルバム!! リードナンバー「ミレー」からして、そもそもMVが最高で、そして歌詞もすっごいよく出来てて(<イエェェーーーーに着ーーーーいてぇ!!>wwww)、まさに名曲。「ロックンロールをテーマにした1枚を作ろ…

月ノ美兎『月の兎はヴァーチュアルの夢をみる』

★★★★ 令和のサブカルクィーン、月ノ美兎のファーストアルバム。 とにかく話題になったのは、この製作陣! ASA-CHANG&巡礼、大槻ケンヂ、MONACA、IOSYS、TAKUYA、堀込泰行、長谷川白紙、そしていとうせいこう……! ここまで突き抜けたならもう、言うことなし。…

Buyer Client「dabscription」

★★★★ やってくれますねぇ……! YouTubeのコメント欄が「Vaundyみたいで良い」「しっとりしてて好き!」「これもこれでいいなぁ」みたいな感想で溢れていて(今はもう押し流されてしまったけど)ちょっと気の毒だなと思ったけれど、そこも含めて見事に成功して…

ヒグチアイ「やめるなら今」

★★★★☆ ラジオでかかっていた曲。魅了された。 <終わりのきっかけに 大したドラマはない>。もう自分を突き動かすのは情熱でも、夢でも、感動でもない。というより、心がもう既にほとんど動かないのだ。やる気もない。そもそも続ける理由だってない。理由が…

矢野顕子『音楽はおくりもの』

★★★☆ 既に大ベテランながら、新曲もコンスタントに発表し続けている矢野顕子のニューアルバム。 今作については、糸井重里の書いた歌詞はなんか掴みどころがなくてイマイチはまれなかったけれど(でも「SUPER FOLK SONG」とか大好きだから!!)、変わらない矢…

時速36km『輝きの中に立っている』

★★★★☆ 想像以上だった。これはすごいアルバム……というか、すごいバンドだ。 東京都練馬出身の4人組。アコギ1本の弾き語り「光」が終わると、一転して噴火寸前のヒリついたロックナンバー「アンラッキーハッピーエンドロール」が胎動する。ハードで重たいアン…

CHiCO with HoneyWorks「大人になったね」

★★★★★ ばッかみたいに泣いちゃった……。(↓の2曲目ね) まぁなんかさ……ポッドキャストでも話したんだけどさ、ぼくは正にこういう、<人気者>になっていった人たちをただ見送り続けてきた人生で、いろんな人間関係が<20万分の 1>に希釈されてしまって。焦…

BBHF「ホームラン」

★★★★★ くそ素晴らしい大名曲。 他とも迷うが、やはり2021年のナンバーワン・ソングということになるだろう。何度でも聴いてしまう。煌びやかで熱のあるバンド・サウンド、壮大なスケール、ロマンチックなフレーズ、歌声、そして歌詞。7inchアナログも買っち…