漆原友紀
★★★☆ クライマックスがすごい! さすがによく練られた最終回だった。結局のところ、こういう「ピンチ度の高いサスペンス」が他の回では絶妙に足りないところが、僕が漆原作品に期待していたけど今作では残念だった部分で、そして同時にこのマンガ最大の狙い…
★★★ やっぱりちょっと精彩を欠いてる感じ。なかなか物語が隆起したり陥没したりしてくれない。……という意味では、シンプルな設定で最後まで走り切った「The tail is on the stairs.」や、めちゃめちゃ『蟲師』っぽくしといてそこからわざと踏み外すセルフパ…
★★★ 悪くはない。悪くはないと思うけれど、シリアスな面とぼーっとしてる面があまり噛み合っていないような、何かそもそも「読み方」に戸惑ってしまう第1巻。やっぱりどうしても、『蟲師』がちらついてしまって、でもあればっかり書き続けるのもしんどいは…
★★☆ おっ、新刊? と手に取ったら最近の作品は冒頭2つだけで、あとは『蟲師』以前のものすごく古い作品(最古は92年!)を集めた短篇集だった。大部分はさすがに時代を感じさせる、習作的なものが多かったかな。最後の2作品は『蟲師』の原型と思われる『虫師…