高橋那津子
★★★★★ これで、泣かないのは、無理。……はぁ…………余韻がすげぇよ……。 いきなり核心の話になってしまうけれど、きっと誰しもがそれなりの「Stranger Life」を送っていて、その旅路の”途中”で出会った人に、それまでの人生を共有することなんてできなくて。そし…
「ぬマンガオブジイヤー」の2020年版です。7年目です。(2019年版、2018年版、2017年版…) 今年もマンガばっっっかり、よく読んだ1年だった(PayPayボーナスがじゃんじゃん戻ってくるebookjapan、感謝しかない…)。 ■連載継続/完結タイトル 部門 ★水は海に…
★★★ 人々の一瞬のきらめきを、力強いグラフィックと漫画的ロマンチズムにあふれた演出で描き出す短編集の第二巻。ただ、凄まじい作劇の『昴とスーさん』を先に読んでしまっていると、どうしてもストーリー面では物足りなさを感じてしまった。前巻にあった「…
★★★★☆ スーさんをつなぎ止めるもの――が、あまりにもあいまいで、だからこそ一つ一つの、一歩一歩の日常が、はかなく、せつなく、まぶしいものとして描かれてゆく。次のページではすべてが壊れているかもしれない、その「まぶしさ」に、ひたすらハートを焼か…
★★★☆ 表紙から……のいきなりの大仕掛けで早速ハートをぶち破られた。最高!! だったけれど一方で、同じ流れでハイテンションなギャグ(あるいはギャグでもない設定)をやられてしまうと、濃い目の絵柄も相まってちょっと胸焼けしてしまった。第五話「愛の逃…
★★★★☆ ちょっと想像を絶する、残酷なまでの真実が明らかになる第3巻。なるほど、そう来たか、ていうか“そっち“か、だから英題が……いやはや……。 2巻で若干やわらかな未来が示されていたので、ここにきてそれすらを踏みにじるような展開に持ってくる「強さ」に…
★★★★☆ 社会から孤立したまま、ただもがくように生きる「二人だけの世界」から、少しづつ視野が広がってゆく第二巻。絶望も、そしていくつかの希望や優しさも、決して過剰に味付けしているわけではない(むしろ平凡なものの積み上げだと思う)のに、一発一発…
★★★★★ め っ ち ゃ 大 好 き な や つ 。 これはやばい。うわーやばい。一見平凡なカップルに起きてしまった「ある出来事」が、その後の二人の日々からゆっくりと、じわじわと描かれてゆく。小さなアパートの一室で、寄り添いながら、支えあいながら、励まし…