高橋那津子
★★★★☆ スーさんをつなぎ止めるもの――が、あまりにもあいまいで、だからこそ一つ一つの、一歩一歩の日常が、はかなく、せつなく、まぶしいものとして描かれてゆく。次のページではすべてが壊れているかもしれない、その「まぶしさ」に、ひたすらハートを焼か…
★★★☆ 表紙から……のいきなりの大仕掛けで早速ハートをぶち破られた。最高!! だったけれど一方で、同じ流れでハイテンションなギャグ(あるいはギャグでもない設定)をやられてしまうと、濃い目の絵柄も相まってちょっと胸焼けしてしまった。第五話「愛の逃…
★★★★☆ ちょっと想像を絶する、残酷なまでの真実が明らかになる第3巻。なるほど、そう来たか、ていうか“そっち“か、だから英題が……いやはや……。 2巻で若干やわらかな未来が示されていたので、ここにきてそれすらを踏みにじるような展開に持ってくる「強さ」に…
★★★★☆ 社会から孤立したまま、ただもがくように生きる「二人だけの世界」から、少しづつ視野が広がってゆく第二巻。絶望も、そしていくつかの希望や優しさも、決して過剰に味付けしているわけではない(むしろ平凡なものの積み上げだと思う)のに、一発一発…
★★★★★ め っ ち ゃ 大 好 き な や つ 。 これはやばい。うわーやばい。一見平凡なカップルに起きてしまった「ある出来事」が、その後の二人の日々からゆっくりと、じわじわと描かれてゆく。小さなアパートの一室で、寄り添いながら、支えあいながら、励まし…