★★☆
力尽きそのままダウンしてしまった、何の輝きもない最終巻。だけれど、一度は最大瞬間風速を記録した台風のような作品だった事実は決して消えないし、これ以上引き伸ばしてもさらにしんどくなったと思うから、とにかく、おつかれさまでした、ありがとうございました……という想いがネガティブな気持ちを上回る。やはり、なしとげてしまって目標を失ったのかな。うーん。どうしていれば狂気と熱を失わずに進めたのか、を、自分もまた考えてしまうような“強い”作品でした。漫画界をひっかきまわした小さくて偉大な問題児、卒業。
