★★★★
いつの間にか出ていた4枚目のフルアルバム。
全体的には正直マンネリを感じさせるけれど、やっぱりパンクロックなので、ザ・クロマニヨンズとかと一緒で「同じことをずっと続けてくれる」こともまたすごく大事で、というかその意味ではむしろ今回心強さを感じたくらい。「J.U.S.C.O.」や「はやく返してDVD」みたいなドスンと重たいサウンドは相変わらず気持ちいいし(「はやく返してDVD」はサビの大シャウトもたのしい)、「NO MONEY DANCE」のピアノもかなりいいアクセント。後半に集中するタイアップソングも、ライブの盛り上がりが想像できるヤバTポップが楽しめる。「原付 〜法定速度の範囲で〜」もらしさがあって好きだった。いつまでもしょーもない怒りとしょーもない楽しさを、時々マジメに歌い続けてほしいです。
しかし今作については、もう「sweet memories」のインパクトで全〜部持ってかれた感ある。ウラニーノの「縦笛ハンター」を上回る衝撃……モテたんだねぇこやまたくや……(遠い目)。よりによって珪藻土マットをヤスリで削る歌詞を入れちゃってた間の悪さ*1もらしいっちゃ、らしいな……。ちなみに「泡 Our Music」は石鹸の大切さを歌い、<新しい暮らしへ>なんて歌詞も入っていたけれど、これはコロナ前に書かれた曲みたいだった。