★★★★
6巻の劇中劇シーンがあまりにも良くて、正直あそこでお話が終わっちゃってた部分はあったように思えたのですが、それでも最後まで丁寧に描き綴られていて、よい読後感でした。
そーなんだよねー。劇中劇でお話部分の結論がもう出てしまって、その後のラブストーリーと実はあんまり接続されていないんですよね。でも、そこに落差が生じているくらいには劇中劇の落とし所が良かった。あんな高校演劇見たら感動しちゃうな……。燈子はたぶん、あのまままた侑と結ばれなくても実は良かったのだろう。って、頭の中で二次創作を考え始めちゃうくらいには余韻が残る良作です。