Wi-Fi飛んでる? 神さまって信じてる?

音楽・マンガ・映画・その他 いろいろ感想をメモしておくブログです。

ふじつか雪『トナリはなにを食う人ぞ ほろよい』2

★★★★

わざわざ別に買ってた単話の番外編がさらっとこっちにも収録されてて「ンーーーッ!ンーーーッ!!」ってなった💢/サングリア、たこ焼き機でアヒージョ、とオシャレ料理を続けたかと思ったら、次は香川帰省編でてっぱいを取り上げたり(てっぱいって聞いたことしかなかったぞ……)、そのどちら側に振っても、全く空気が変わらないのが本当にちょうどいいんですよね。いい意味で、薄口なのです。すげーいい。/かどやのごま油って、小豆島なの!?

ふじつか雪『トナリはなにを食う人ぞ ほろよい』1

★★★★☆

あ〜〜〜これはいいですね!! いい!! なるほど!! 二人が大人になって、レシピは酒飲み前提のツマミオンリーになり、内容も急にイマっぽくなった(セックスも見えるTL的な甘々の雰囲気とか、完全料理特化型の物語構成とか)りしてはいるのですが、元の大学生編の雰囲気の良さはそのまま引き継いでいて、ありそうでなかった軽やかさが作品の空気を貫いている。何より、やっぱりこの二人がとてもいい。瀬戸くんが太り始めるリアリティもたまらないな……。この巻から読み始めても大丈夫だし、前編もたった3巻なので、ぼくと同じ順番で読んでもきっといいと思う。ただ……レシピの難度が急上昇してしまった……笑(塩キャベツとかもあったけど)

ふじつか雪『トナリはなにを食う人ぞ』1〜3

★★★★

この続編の『トナリはなにを食う人ぞ ほろよい』がよい評判らしいので元々の連載のこちらから購入。「苦手なものがあるがんばり屋女子」と「恋愛感情ないけど苦手なものを教えてあげる男子」が出会うという100万べん擦られてきたプロットですが、実家が農家でよい野菜を食べてきた稲葉と、実家が料亭で幼い頃から料理を作ってきた瀬戸、という素朴な組み合わせがいい。中学生でも高校生でもぜんぜん成立するのに、あえて大学生にしているので互いの故郷の土着的な部分と都会的な一面がミックスされてて、さらに酒も飲める状態なのが話のアクセントになっていたり、(掲載誌の関係?らしいですが)たった3巻で4年間を走り抜けるスピード感もウソがなくて良かったり、そういう小さなところで点を稼いでとても気持ちよく読み終えることができた佳作。掲載レシピも難しすぎず、手の届く範囲の家庭料理が扱われているのも好きだった。いい意味で凝りすぎていないシンプルな作品なので、とても読みやすい、広く薦められる少女マンガ。この続きを読むのが楽しみです。しかし……ロールキャベツ男子めが。

冬目景『空電の姫君』1

★★★☆

リスタート巻。しかしこの、話が進んでいるようでちょっと脇線に逸れてそのまま飛んでっちゃうぐだぐだな感じ……冬目景だぁ……!(嬉)令和になっても続いてゆく、世界一の線と画がつむぐ日常。/ずーっと小田急線の風景を描き続けて下さっていて(といいつつ4作品くらいしか読んだことないけど)、それも嬉しいポイントです。

オジロマコト『君は放課後インソムニア』1

★★★★

いつの間に新連載始まってたんだよ!! 言ってよ~!! 『猫のお寺の知恩さん』に続くオジロマコトの最新作。そういえば『富士山さんは思春期』は中学生のお話だったので、高校生メインヒロインは本作が初になる。

シチュエーション的にちょっと無理があるのでは、という左脳の退屈な意見以上に、「不眠症に悩んでいる二人が、たまたま学校の隅っこで一緒になったらその時はぐっすり眠れて、その成功体験が互いを結びつけていく」という右脳にストンと落ちる感覚的な設定がすっごく良くて、ちょっとでも眠れない経験をしている人なら(偶然なんだけど自分も今不眠に悩んでいる)読んでてスゥっと意識がやわらかくなる、あの追体験が出来ると思う。<おもしろくしよう!>ってメッセージとか、絵や画の作り方とか、サブタイトルひとつに到るまで、あちこちでグッとくるコントロールがなされていて、ほんとにいいです。あとはこれをどう連載に組み立てていくのかな。

いつまちゃん『来世ではちゃんとします』3

★★★★

展開が大きく動くわけではないにせよ、キャラクターたちの葛藤は少しづつ次の段階へと進み始める。そして、さらに新しい一面が見えてくるキャラクターたちも。<男のために泣くなんて 自分が惨めで泣くなんて/きっと自分にも他人にも うーんと期待しちゃってるのね>。

<私も まだ間に合うだろうか/でも愛だの恋だの知らない私が 物語を描いて何者かになるなんて…>

<……(無言で蟻の巣を眺める)(タイトルが「あれもラブ これもラブ」)>