Wi-Fi飛んでる? 神さまって信じてる?

音楽・マンガ・映画・その他 いろいろ感想をメモしておくブログです。

2021-01-01から1年間の記事一覧

2021年 感銘を受けた作品選 [広告・その他 篇]

★は特にオススメ ノーナレ「クイズ 最高の一問」 「グロッサリーゲーム」(特に、S17#10 エイプリルフール回) 西武・そごう キャンペーン「わたしは、私。|レシートは、希望のリストになった。」 SUSURU TV. やばいクレーマーのSUSURU TV(本人ver、「さく…

2021年 感銘を受けた作品選 [映画・アニメ・ゲーム 篇]

★は特にオススメ ★『リメンバー・ミー』 ★『アイの歌声を聞かせて』 『風雨来記4』 ★『ラーメン発見伝』 『Artiste(アルティスト)』 『向井くんはすごい!』 ひらのりょう「ガスー」 ■リンクつきで楽めるよう記事を分割しています。以下からどうぞ。2021年…

2021年 感銘を受けた作品選 [VTuber 篇]

★は特にオススメ ★みるちーずランチミーティング 雀魂アカギコラボ 通しアリ コンビ打ち大会(特に郡道美玲&因幡はねるコンビの「通し」に対して) 金剛いろは 卒業配信「3年間ありがとう!」 黛灰「すべての配信の伝書鳩が来る配信」 「一緒にいたくて大…

2021年 感銘を受けた作品選 [今年の傑作 篇]

★は特にオススメ ★にじさんじ甲子園2021(特に小野町春香「レインボール高校」の3年間に対して) ★PEOPLE 1 MV「魔法の歌」 ハートネットTV「10年話せなかったこと」 ★『麒麟がくる』 BUMP OF CHICKEN MV「なないろ」 『ソウルフル・ワールド』 『モノローグ…

2021年 感銘を受けた作品選 [リスト]

★は特にオススメ。 ■今年の傑作★にじさんじ甲子園2021(特に小野町春香「レインボール高校」の3年間に対して)★PEOPLE 1 MV「魔法の歌」ハートネットTV「10年話せなかったこと」★『麒麟がくる』BUMP OF CHICKEN MV「なないろ」『ソウルフル・ワールド』『モ…

田中圭一『若ゲのいたり ゲームクリエイターの青春』2

★★★★ 各題はゲーム名(「ガンダム無双」「ゼビウス」etc...)なんだけれど、フォーカスされるのはあくまで一人の開発者(と丸山さん)なので、そういう微妙な食い違いには終始モヤッとしつつも、さすがエピソードはどれも面白かった(前の巻よりも良かったか…

重野なおき『信長の忍び』18

★★★★ あの『信長の忍び』も、もう18巻。そして遂に(と言えるほどよう史実知らんけど)天正伊賀の乱がスタート。同時連載中の他の2作と比較すると、かなりべったり史実に脚色をしているので、エンタメ感が強め&一つ一つにたっぷり時間をかけてくれるところ…

重野なおき『真田魂』3

★★★☆ もうすぐ*1三谷幸喜が次の大河ドラマを放送してしまうというのに、まだ3巻しか出ていない…こちらは『真田丸』の便乗(だった)シリーズ。同時刊行の『軍師 黒田官兵衛伝』と比較すると生き残ってる人が多いので、まだドラマがちょっと地味かな。もちろ…

重野なおき『軍師 黒田官兵衛伝』5

★★★★ 新聞4コマのようなカワイイ絵柄と、『おかあさんといっしょ』のような愛らしいキャラクターたちが、血生臭く残酷な敗北と没落(と覇道)を繰り広げていく。たっぷりと描かれる柴田勝家の最期のドラマは特に素晴らしかった。学習まんがのような分かりや…

オカヤイヅミ『ものするひと』2〜3

★★★ う〜ん。結局終わりまでほとんどピンと来なかった。なんか、一種の「萌え」みたいなことだったのかな。スギウラのもつ(ある種の)色気を描きたかったのだろうか……。テーマも一応あるんだけれど、浅いのか、または深すぎてしまったのか、そこも特に心へ…

志村貴子『おとなになっても』5

★★★☆ 「自分は愚かな人間なんです」と、わかっている。善くありたいと考えているのに、過去が、今が、決して自分をそう信じ込ませてはくれない。周りがよっぽど自分のことを誤解している気がする……。そんなフワフワしたどうしょーもない世界をサヴァイブして…

山口つばさ『ブルーピリオド』11

★★★★ 作品のもともとのテーマまで原点回帰するような、「美術とは何だろう」を掘り下げる絵画教室エピソードがきちっと1冊にまとまっている(高校の時の美術の先生が週X日も絵画教室の先生をやっている、という設定は無理がある気もしたけど……)。こういう、…

久部緑郎・河合単『ラーメン発見伝』1〜3

★★★★☆ びえ〜〜〜〜!!おもしろ!!!これはすごいわ!!!! ebookjapanの無料キャンペーンで3巻まで読破。ラーメン好きの会社員・藤本がさまざまな出会いを通じて「商業のラーメン」(という言葉は出てこないんですが、あえてこう書きます)をめぐる大き…

谷川史子『草の上 星の下』

★★★★★ めっちゃいい!! うわー、めっちゃいいじゃん……。特にメインテーマがあるわけでもない(あえて言えば、全ての話で恋愛が描かれていますくらい)、内容そのものはばらばらの素朴な短編集。であるからこそ書き手の力量がありありと浮き彫りになっていて…

谷口菜津子『今夜すきやきだよ』

★★★★ タイトルのつけ方がうまい。ふんわりと夜空に広がる幾億もの食卓への祝福。正直「古いな……」という印象も拭えないんだけれど(Twitterを漫画化したような作品だ)、それは単に僕のために描かれている物語ではないということだろう。この(トレンディな…

高橋那津子『昴とスーさん』5

★★★★★ これで、泣かないのは、無理。……はぁ…………余韻がすげぇよ……。 いきなり核心の話になってしまうけれど、きっと誰しもがそれなりの「Stranger Life」を送っていて、その旅路の”途中”で出会った人に、それまでの人生を共有することなんてできなくて。そし…

峰浪りょう『少年のアビス』6

★★★★ 人って、極端にバイオレンス(?)な展開を観ちゃうと引くというより笑っちゃいますよネ。前半の圧倒的な抒情描写から一転し、連載漫画的というよりは、サスペンス映画のクライマックスのような怒涛の(ハチャメチャなくらいの)詰め込みっぷり。7巻の…

谷川史子『きみのことすきなんだ』

★★★★ 昔からずーーーっと、機会を作ってちゃんと読んでみたかった作家が谷川史子だった。ごく初期の作品集だけれど、現在に至るまで重版されている代表作のひとつみたい。 まさに王道の、「昔ながらの」*1少女マンガといった趣。ちょっぴり設定はモリモリ気…

水沢悦子『ヤコとポコ』3

★★★★ <…私はいつか必ず漫画の仕事がなくなるの>。いつかのその日に備えるために、この毎日を壊さないよう守り抜くために、言葉にしない剣で見えない敵と戦い続けるクリエイティブの物語。フリーマーケットで同人誌を売っている話の、正しさと正しさがぶつ…

志摩時緒『友人の妹』1

★★★★☆ ほんと……ほんと志摩時緒のマンガは(僕の中の)えろ本……全てがえっちすぎる……。脳味噌が直接感電するようなえっちさ。エロティシズム、ともまた違う気がする。眼鏡白衣ネクタイスカートむっつり敬語キャラ、と、それがどタイプの(どタイプ、という所…

白樺鹿夜・江本マシメサ『北欧貴族と猛禽妻の雪国狩り暮らし』4〜5

★★★☆ 5巻の中盤から、かなり曲芸的な力技(思わず笑った)が使われてドイツ編がスタート。クリスマスの描写とか、ああ、『飛ぶ教室』だなぁ、と思ってジンワリしてしまった(大好きなのです)。

安藤ゆき『町田くんの世界』4〜5

★★★★ だんだん、「恋」というものに焦点が絞られていく4、5巻。こう読んでいると改めて不可解というか、「愛」と比較して何とも面倒臭く説明しづらいナニカだなぁ、「恋」って。あとお父さんが闇設定じゃなくてホッとしました。/魔女の秘密、ベタだったけど…

安藤ゆき『町田くんの世界』2〜3

★★★★ 町田くんが持っている「アンテナ」についてのお話。このマンガは良くも悪くも「マンガチック」なほうだと思うけれど、町田くんが持っている「アンテナ」は、たぶんどんな時にもどんな相手に対しても大切なことで、そして、町田くんの「アンテナ」と同じ…

安藤ゆき『町田くんの世界』1

★★★★ タイトルがいい。『町田くんの世界』。確かに、ラブ・ストーリーだし、ヒューマンドラマだし、コメディでもあるけれど、それらはあくまで幹に生った果実で、主役は彼からみえる「世界」そのものなのだ。町田くんの絶妙なキャラクター設定も面白いけれど…

近藤聡乃『A子さんの恋人』4

★★★★☆ ここまでの巻から一転し、ラブ・ストーリー(と、ライフ・ストーリー)へ物語は一気に深掘りされてゆく。ヒリヒリするような見事な会話劇(特に二人芝居!)の連続。美術に片足突っ込んで三十路になってしまった皆さん、あなたは、この中のどこにいま…

近藤聡乃『A子さんの恋人』3

★★★★☆ 思いがけずA太郎とA君の「直接対決」が実現する展開は鳥肌が立った。作劇がめちゃめちゃうまい……。

近藤聡乃『A子さんの恋人』2

★★★★☆ おっもしろ!!! 最初から最後までゲラゲラ笑い転げた。ひっくり返った虫が足をジタバタさせているようなミジメさにニヤついた次の瞬間、今度はこっちがひっくり返されてしまう……その繰り返し。あゝ、人間とは何とおぞましや! これテレビで流れてた…

近藤聡乃『A子さんの恋人』1

★★★★ 数年前に「これ以上紙の本を(新しく)増やさない!」と固く誓って以来、電子書籍化されるまで結局ぜんぜん読む機会に恵まれなかった本作。よ〜〜〜〜〜うやく読めた。近藤さんのフィクション作品を読むの、初めてかも。 相変わらずのオシャレな絵で、…

犬上すくね『恋愛ディストーション』5~8

★★★☆ ここまでの日常的な空気を一転させてしまった、まほ双子篇はさすがに内容がシリアスすぎたかもしれない。ふんわり描くにはあまりにもヘヴィで、グロテスクな過去。最後に出てきたなつめの戯曲探しも、お父さんの設定がちょっと取ってつけていたかな……。…

犬上すくね『恋愛ディストーション』2~4

★★★★ 恋人が、いないならいないで、いたらいたで、日々の隙間に少しづつ残される「満たされない」を、小さな小さなやるせない「疑問」を、本当にちょっとしたディティールから小咄にまで仕上げていて、読み応えのあるエピソードがあちこちにあります。作者の…