Wi-Fi飛んでる? 神さまって信じてる?

音楽・マンガ・映画・その他 いろいろ感想をメモしておくブログです。

2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

桜井のりお『僕の心のヤバイやつ』3

★★★★ 3巻にしてもうここまで来てしまったか……。というか市川が山田よりよっぽどえろいというか、ちょっと性的すぎないか彼は!? 雨の日に右目が出てくるシーンめっちゃドギマギしてしまったぞ……山田と同じく、自分の性的魅力に気づけてないんだろうな〜。い…

漆原友紀『猫が西向きゃ』2

★★★ やっぱりちょっと精彩を欠いてる感じ。なかなか物語が隆起したり陥没したりしてくれない。……という意味では、シンプルな設定で最後まで走り切った「The tail is on the stairs.」や、めちゃめちゃ『蟲師』っぽくしといてそこからわざと踏み外すセルフパ…

戸田誠二『WOMAN』

★★★★ タイトルこそ『WOMAN』と銘打たれているけど、深く女性に切り込んだ内容ではなく、わりといつも通りの戸田誠二の作品集。これを読んでて思ったんだけど……なんか、自分が定義したい「男性的」な感性って、意外とこういうのな気がするんだよな。この場合…

佐久間結衣『わるいおんなのこ』1〜4

★★★☆ 素晴らしいデビュー作『コンプレックス・エイジ』を世に放った佐久間結衣の2作目となるオリジナル連載作。が、途中に虚淵玄のコミカライズ作業を挟んだから(?)か、前作から一転した超エログロ作品になっていてビックリ。「百合物語」と銘打たれてる…

ぬマンガオブジイヤー60選 アダルトコミック篇&全リスト

noteに掲載させていただいた「ぬマンガオブジイヤー60選」の最後の4作品、アダルトコミック篇です。 元の記事はこちらをご覧ください。 note.com ※以下、19歳未満の方は開かないようにして下さい。

志摩時緒『ぼっちな僕らの恋愛事情』1〜2

★★★★ 「2人が互いに意識するきっかけ」が、「夏休み明けたらクラスメイト全員に彼氏・彼女ができていたから(=2人だけ「ぼっち」になっていたから)」という……もう逆によく思いつけるよなというか、いや百歩譲って思いついてもよく実際に描くよなと…… 笑 人…

ふせでぃ『明日、世界が滅びるかもなので、本日は帰りません。』

★★★☆ 絵がかわいい。テンプレ以上に深く掘るような心理描写はあまりないけれど、いい意味でサラッと流し読める孤独な女の子の物語でした。これはこれで令和っぽいというか、ある程度定着してきた(主にジェンダーが女性側からみる)「かわいい女の子」像の一…

峰浪りょう『少年のアビス』1

★★★★☆ 『ヒメゴト』、『初恋ゾンビ』の峰浪りょう最新作。またしても移籍して今度はヤンジャン。満をじして……というこちらの期待感をさらに何倍も上回る、すさまじい第一巻になっている。 暴力を振るう兄、認知症を患う祖母を女手ひとつで介護する母、そして…

天堂きりん『アイとアオの境界』1〜2

★★★★☆ ある種のテンプレ的なキャラクター(この作品の場合は“設定“込みで)をちょこっとアレンジして、ぐっと切実で胸に迫る物語を描き出しているのが見事な作品。小さなエピソード一つ一つが、しっかりその後の主人公の葛藤に結びつくのがものすごく巧みで…

山田金鉄『あせとせっけん』6~7

★★★☆ Twitterに書いたらファボと称賛(とウソマツ扱い)を浴びるような、令和的「理想のカレシ像」が、わりと本気で二人の仲をこじらせてしまうという展開が面白い。しっかりラブ・ストーリーしてるなぁ……。/ぎょ、ぎょ、餃子を、とか、溶かしバターで……!…

秋山はる「空中散歩」

★★★★☆ 秋山はる、カムバック。しかも百合で!!! 2020年のトップニュースです!!! ★ガレット14号(最新号)の発売が近づいてまいりましたので本日より扉絵紹介を行います✨【ガレット№14扉絵紹介➀】トップバッターは、秋山はる先生「空中散歩」読み切り巻頭カラ…

雨水汐『欠けた月とドーナッツ』1

★★★☆ 「女性」というタグに息苦しさを感じる女性が、凛とした佇まいで生きる上司に惹かれつつも自分の世界へ一歩踏み出してゆく百合漫画。絵がさわやかで可愛いです。あらすじも気に入ったので手を出してみたけれど、あまりストーリーにひねりがないのでそこ…

冬目景『イエスタデイをうたって afterword』

★★★★ 連載終了から5年ぶりに描き下ろされた新作読み切り、インタビュー集、あとはイエスタデイと関係ない冬目景の短編をいくつか収録した作品集。マァやっぱり5年前にしっかりばっちり終わっていた作品だったので、まさかここに来てテレビアニメ化して盛り上…

泰三子『ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜』1〜2

★★★★ これはムチャクチャ面白いすわ!! 交番勤務(と刑事部)の警察官たちの日常を追いつつも、クセの強〜いキャラクターたちが織りなしてゆくドタバタ劇。やっぱりお話を書く才能って、「視点」と「キャラクター」と「キレのあるセリフ」なのだなとつくづ…

高野ひと深『私の少年』8

★★★★ ジ・エンドへと向かう最終章の開幕。これまであいまいだった一つ一つに、とどめの一撃が突き刺さってゆく。おそらく残されたのはあと1、2巻。さあ、どうなる?

鈴木小波『ホクサイと飯さえあれば』9

★★★★☆ 気に食わない!! こんな打ち切りエンド気に食わない!! この倍の長さもいける、とは言わなくともあと1年弱で大学卒業だから区切りがついたじゃん。しかも内容的にまだまだ脂の乗った、どのエピソードも素晴らしい状態だというのに……。誌上の反響だって悪…