Wi-Fi飛んでる? 神さまって信じてる?

音楽・マンガ・映画・その他 いろいろ感想をメモしておくブログです。

2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ぬマンガオブジイヤー2019

「ぬマンガオブジイヤー」の2019年版です。6年目です。(2018年版、2017年版…) 去年は極端に読書量が落ちた年だったけれど、今年はほぼ元に戻った。ノミネート以上の作品は、マジで、どれもおすすめです。 ■連載継続/完結タイトル 部門 ★ブルーピリオド/山…

田島列島『水は海に向かって流れる』2

★★★★ <なんでみんな/俺がいいなりになると思ってんだろう>。カラッと揚がったユーモアと、懐石料理のような繊細な味つけと、無農薬無肥料栽培の畑から朝抜いたばかりのまだ泥がついている素材と素材のハーモニーを、近所のチェーンの牛丼屋さんのカウンタ…

とよ田みのる『金剛寺さんは面倒臭い』5

★★★★ おめでとうございますッ!! おめでとうございますッ!! おめでとうございますッ!! <<<HAPPY END>>>/むしろ、ここまでクレイジーなのにサーッと難なく読めるところのほうがすごいのではという気もしてきた。漫画の、物語の、そしてラブ・ス…

沙村広明『波よ聞いてくれ』7

★★★★☆ 読んでて「ワアオ!!」と声が出た。いろんな捉え方が出来ると思うけれど、やっぱこの作家はどエンターテイナーだなと……。ハチャメチャな展開の上の更に上の更に上までかっ飛んだ、すさまじい予測不可能さとビリビリくるカタストロフィ。まもなく映像…

オジロマコト『君は放課後インソムニア』2

★★★★ ビジュアル先行でとにかく青春のキラキラを、瑞々しい人間関係やエピソードを特急列車のように車窓に映して駆け抜ける第2巻。表紙にもなっている、夜の海岸の星空シーンは圧倒的だった。オジロ作品の中ではある意味今までで一番エッチじゃないのも(こ…

重野なおき『明智光秀放浪記』

★★★☆ 全国の小学校の学級文庫に推薦したい4コマ作家ナンバーワン、重野なおきの歴史シリーズ最新作。ただ、大河ドラマで戦国時代が来る度に新連載が始まって、しかしいずれもまだ完結しておらず並行連載作品が歴史モノだけで3~4本も存在するという若干ア…

榎本あかまる『この会社に好きな人がいます』2

★★★★ ……といいつつ(前の記事の続き)、なんっの感想も文字に直らないこういうタイプの漫画もあります。ただただかわいい!!エッチッチ!!(好きな作品だけど次回からここに載せんのやめよかな……)

ヤマシタトモコ『違国日記』5

★★★★☆ 別に、感想を書くために漫画を読んでいるわけではないから、たまには言葉にしないで「はー」で終わらせることがあってもいいやん、と思う瞬間もあるのですが、やっぱりここで「言葉」に遺しておくことが、遠回りに自分の勉強になるので、それはつまり…

くずしろ『兄の嫁と暮らしています。』7

★★★★☆ 5・6巻のテンションでうっかり読んでいると火傷するぞ……久々に本線に戻り、心えぐれる演出の連続で(「展開の連続」ではないのが絶妙なところ)とことんぶちのめされました。やっぱりすごい、このマンガ。『違国日記』とおんなじくらいには世間から注…

柳本光晴『響〜小説家になる方法〜』13

★★☆ 力尽きそのままダウンしてしまった、何の輝きもない最終巻。だけれど、一度は最大瞬間風速を記録した台風のような作品だった事実は決して消えないし、これ以上引き伸ばしてもさらにしんどくなったと思うから、とにかく、おつかれさまでした、ありがとう…

大童澄瞳『映像研には手を出すな!』2〜4

★★★☆ 別に「これは“ホビーコミック”だ」などと言って、ほかの漫画作品から仲間外れにさせる気は全くないけれど、それでもやはり、“ホビーコミック”とも言うべき変わった読書体験ができる作品。作者のぶつけたいことと、漫画作品としての表現の順序が転倒して…

志村貴子『おとなになっても』1

★★★★ 志村貴子のある種サイコパスな魅力がぞんぶんに味わえる新連載。「どうしてそんな展開になるんだぁ!?」って頭が火花を上げ始める頃には、もう私たちは彼女のことを目で追って離せなくなってしまっているのだ。ダメな人はダメだと思うけれど、この「頭…

山本崇一朗『それでも歩は寄せてくる』1〜2

★★★☆ いまハヤりにハヤってるTwitterマンガから派生した書籍化作品。『からかい上手の高木さん』もそうだけれど、この作者さんは絵がかわいいです。すごく。作中のほとんどが部室のみで展開するシチュエーション・コメディなのも良かった。

シギサワカヤ『お気に召すまま シギサワカヤ短編集』

★★★☆ 1〜3ページ、というショートショートコミックは、ふだん読んでいるマンガとはまた全然違う読み方が出来るので好き(とおく昔は高野文子、最近だと戸田誠二とか)。全部が良い感じではなかったけれど、それでも各作品ごとに使われる物語上の“小道具”が(…

こざき亜衣『あさひなぐ』31

★★★★☆ <ーー…なあ東島。どこまで行くんだろうな、これ。> <行けるとこまで、行こう。> <了解!>