Wi-Fi飛んでる? 神さまって信じてる?

音楽・マンガ・映画・その他 いろいろ感想をメモしておくブログです。

2018-01-01から1年間の記事一覧

RADWIMPS『ANTI ANTI GENERATION』

★★★★ 気づいたらタイアップ曲が溜まっててズルズルっと出てしまったアルバムの印象だったけれど、聴いてイメージががらっと変わった。『君の名は。』っぽいシネマティックな「tazuna」から心地良い「NEVER EVER ENDER」、そしてラッド十八番ナンバーの「IKIJ…

ASIAN KUNG-FU GENERATION『ホームタウン』

★★★★☆ 「パワーポップ復活」って銘打たれた割にはメロウな曲が多かった印象だけど、今アジカンが「狙っている」、「表現したい」と思っている世界観やメッセージが眩しいくらい伝わってくる快作。1曲目「クロックワーク」の切なさ爆発から「ホームタウン」ま…

永原真夏『GREAT HUNGRY』

★★★★ もしかするとSEBASTIAN Xも通じて一番良かったフルアルバムかも……。1曲目のフォーキーな「ダンサー・イン・ザ・ポエトリー」は超大好きだったし、2曲目の「僕の怒り 君の光」は永原のパンキッシュとロックとメロディアスとアンセム感がぜんぶ載せになっ…

GOING UNDER GROUND『FILMS』

★★★☆ 1曲目「HOBO」がいい。ここ数枚のアルバムでもこういう感じの曲はあったけれど、これが一番沁みる。寂しくて、疲れ果てていて、それでもほとんど沈みかけた夕陽に向かって歌い続ける理由。 前作『真夏の目撃者』のようなコンセプトアルバム感は薄いけれ…

eastern youth『ボトムオブザワールド』

★★★★☆ レンタル解禁がずーーっとされなくて、とうとう諦めてイースタンは初購入。でも前評判を読んでいた通りの傑作だったので大満足! これまでのアルバムよりもポップな(自分のイメージですが)曲が多いし、何よりアルバム全体を通じた一種の緊張感、眩い…

坂井恵理『ヒヤマケンタロウの妊娠』

★★★ ん〜〜〜なんかめっちゃ惜しい……。男性が妊娠するようになった社会、という設定で、何よりそれを肌感覚としてとても「わかる」今っぽいリアリティに昇華していたのが素晴らしかった。女性の立場が男性に、だけでなく、男性の立場が女性になったことへの…

Noel Gallagher's High Flying Birds『Who Built The Moon?』

★★★★ YouTubeで聴けたリードナンバー「Holy Mountain」に一時期どっっっぷりはまってしまい、レンタル解禁されるまでのこの1年間が待ち遠しかった。 ドラマチックで一気に聴ける。全体的にいろんなことが過剰で、イカれているのがいい。ロックンロールの高揚…

the pillows『REBROADCAST』

★★★★☆ うそ、まじか。と声に出たくらいのピロウズ大復活作。つーかthe pillowsの新譜としてはここ10年で一番なのでは……。 「REBROADCAST」=再放送、がテーマで、露骨に昔っぽかったり(つまりキング期のような)、大好きな「Thank you, my twilght」のオマ…

『リズと青い鳥』

★★★★☆ 最高っしょ……。傑作『聲の形』と同じ座組みだけれど、さらなる挑戦が数多くなされている意欲作。もしかするとこの手の作品では初めて真正面からスタジオジブリ・リスペクトに取り組んだのでは? と思える震えるようなオープニングから、小さな足音がリ…

ヤマザキコレ『魔法使いの嫁』9

★★★★☆ わりと読むのにカロリーがいる作品なので7巻の終わりから積んじゃってたんだけど、久々に電車の中で続きを読み始めたら完全にぶん殴られた……。度肝を抜かれるスケール、J.K.ローリングを彷彿とさせるミステリーと駆け引きの応酬、そしてドラマ。練り上…

岩本ナオ『金の国 水の国』

★★★ 大傑作『町でうわさの天狗の子』完結後の第一作目だったことを考えると、ちょっと期待外れだったかも……。ややオーバースケールな内容をどうにか一巻に納めたような窮屈さがあった。キャラクターも、世界観も、設定の着眼点もいいのに、冷静に読み返すと…

はじめに(このブログについて)

このブログは、「地球飛行士の走り書き」(主に音楽)、マンガや小説の感想を残していた「ブクログ」、 映画の感想を書いていた「Filmarks」……にそれぞれ散逸していた感想文・レビュー文を、今後ここに一元化するため立ち上げたものです。 何かしらの感想を…