★★★★
めちゃめちゃグッドサウンドアルバム！！
毎年何かしらアルバムが出ているのでちょっと麻痺してたけれど、オリジナルアルバムとしてはあの傑作『家族行進曲』以来3年ぶりになる。これまで以上にトラッド・サウンド、フォークに接近したアレンジになっていて、とにかく音がいちいち全部いい！ マンドリンも、フィドルも、パーカッションも、そしてノイジーなエレキ・ギターも。
「LOVE」がテーマのアルバム、なのにいきなりド不倫ソングから始まる捻くれが相変わらずにくい「レンタカー」*1はハンバート史上最もロックンロールなナンバーでテンション上がったし、「ぼくらの魔法」、「マイ・ホーム・タウン」のようなハンバート的王道の曲もグッド。そして「庭の木のみる夢」や「パラレルワールドでは君と」みたいな不思議な歌詞世界にも、スロウで魅力的な音楽が見事にマッチしている。「手のひらの中」は特に良かった……。とはいえ、全体的には前作の方が歌詞が凝っていたかなとは思った。
そして毎回なんですけど、ジャケットデザインのセンスがめっちゃいい。かっこいいなぁ。いいクリエイティブ・ディレクターがついてるなぁ……。
*1:そしてまたこの曲名よ!!
