Wi-Fi飛んでる? 神さまって信じてる?

音楽・マンガ・映画・その他 いろいろ感想をメモしておくブログです。

ときのそら『ON STAGE!』

★★★★

ときのそらのセカンドアルバム。15曲入りだった前作から一転して、全8曲と少々寂しいボリュームに。

アイドル路線へ完全に振り切った『My Loving』と同じ感じかな? とタカをくくって聴き始めたら……サザンのような妖し〜いポップナンバー「リア/リモシンパサイザー」(歌詞も攻めてんなぁ!)、キーンとくる高音とシンセサイザーでタコ殴りにしてくる90'ポップ「ブルーベリームーン」、前作で「ゆっくり走れば風は吹く」を提供していた瀬名航による超キラーチューン「空祭り」(なんでこれがリードナンバーじゃないの!?)……という3連コンボでまんまとテンションがぶち上がった。この3曲はいずれもコロナ禍を意識した内容になっていて、“リア”と“リモ”のはざまで溜まった鬱憤を叩きつけるような超ポジティブ・超ハイテンションぶりには、ハラハラとした楽しさがあった。めちゃめちゃ“攻め”てて嬉しくなっちゃうな。

ついに! ときのそら本人が作詞・作曲*1した「青空のシンフォニー」がアルバムのラストナンバー。アイドルソングのプロ達が書き連ねたここまでの曲に全く負けていないし、自分の広い声域を生かしたメロディラインは素晴らしかった。もっと自分で書いてもいいんじゃないかな……?

*1:しかも単独クレジット!