★★★★
たいへん素晴らしい作品だった『folklore』の続編となるアルバム。
濃ゆい物語性、幻想的な雰囲気などは前作から継承しつつも、ビートがかなりモダンになったりと、全体的にはグッと現代的なアレンジやアプローチに寄せられた印象を受けた。そこまで大きく違うわけではないにせよ、「遠い遠い世界のフェアリー・テイル」感にしびれていただけに、僕はあえてどちらと言われれば前作だったかな……! でも、とある殺人事件を描く「No Body, No Crime」のディープなドラマ、インフルエンサーになった友人へ語りかける「Dorothea」、惜別を描いた「coney island」や「evermore」などなど、こちらも佳作揃いでした。