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この夏一番の曲だった。
本当にたまたまつけてたラジオから流れてきて、ひとききぼれした。全然聴いた事ないアーティストの曲を（バンドの名前だけはかろうじて……）有線やラジオから知る経験自体とても久しぶりだったし、しかも調べてみたら映画タイアップの兼ね合いでリリース日がかなり遅く、発売まで約1ヵ月、気づけば指折り数えて待ち望んでいたほどだった。100点満点の最初の一音に始まり、シンプルで爽やか、かつエモーショナルなバンドサウンド。けだるくて愛らしく、そしてカッコいい歌声。余計なものが何もない3分間……何て心地よい音楽なんだろう。サビで「それが～あぁ↓」って下がるところとか特に最高だ。夏の景色が目に浮かぶ音像がたまらない。歌詞も、決して気張ったことは何一つ言わず、（まるでバンプみたいに）何もかも諦めたり大切なものを信じられなくなっても、まぁ、生きてるし、どうにでもなるんだよ、きっと、ってことだけを歌っているのがめちゃめちゃ好みだった。ああーーーーー風が吹き抜けるようだ。本当にいい。気づけばまた再生してしまう……ある「世界観」がこの3分間にしっかり閉じ込められていて、それを最後までしっかり封してあるんだよね。それが強いんだよな、やっぱり。yonige、旧譜も聴こう。夏のリリースだったならもっと話題になっていた曲かもしれない。
