★★★☆
2020年に散発的にリリースされた配信限定シングルをまとめた5曲入りep。
こうしてまとめて聴いてみると、結構がらっとこれまでのRADとは違うなと感じさせられる。サウンドスケールの大きさとか、これまでよりさらに内省的でちょっと妄想的な内容(歌詞も、アレンジも)とか。その断片は今まで色んな曲で見せていたけれど、こうしてまとまって出てくると、新境地感がある。illionともまた違う、ナイーヴな感じ。
ビューティフルメロディを堪能できるepとしては良かったけれど、2020年というほの暗い時代を、そしてバンドメンバーとろくに集まれなかった故のバンドの躍動感のなさを*1、やっぱり否応なく意識させられたかな。良くも悪くも、聴いていて寂しさがあるepでした。