★★★★☆
輝夜月の1stアルバム。何だかんだで聴くのに1年かかってしまった……*1。
最初に聴いたときも衝撃だった「Beyond the Moon」、超轟音ラウドロック(ラウドポップロック?)の「Dirty Party」、エモさの塊のような「NEW ERA」やら、とにかくブッ飛んだすンごい曲ばかりが並んでいる。トラックがめちゃめちゃハイレベルだし(特にギターがすげえ……)、ポップでインパクトのある輝夜月のヴォーカルがそこにバチッと決まっている。「幸福論」のカヴァーではちょっと違う歌い方をしていたりもして、とにかく彼女の歌声そのものが放つオーラがぎゅんぎゅんに詰まってて、パーフェクトなポップアイコンと化しているのには圧倒させられた。全8曲でアナログレコード片面で済む短さもこの場合はすばらしい……*2。
この後(いや、これより前にはおそらく既に)プロジェクト自体が空中分解してしまい、続きの音楽活動が今のところ望めないのが惜しいくらいの見事な1枚。輝夜月+PABLOのチームがもし本気で音楽業界に殴り込んでたら……と思うと今でもワクワクしてしまいます。