Wi-Fi飛んでる? 神さまって信じてる?

音楽・マンガ・映画・その他 いろいろ感想をメモしておくブログです。

『ディリリとパリの時間旅行』

★★★☆

ミッシェル・オスロの最新作。長年スタジオジブリが配給していたことで有名だったけれど、今作はチャイルド・フィルム。 

アズールとアスマール』を大昔に一度観たっきりで、しかも全然内容覚えてなくて、それ以来のミッシェル・オスロ作品だった。邦題に「時間旅行」とあるけどSF要素が入ってるわけではなくて、物語の舞台である19世記末にだいたいパリ周辺に居たと思われる有名人が次々登場するのでさながら「時間旅行」しているような映画、という意味だった。決してエキサイトしながら見る映画ではないけれど、美しいビジュアル、上品な会話劇(日本語吹き替えがいい意味で「わざとらしく」て非常に良かった)、そして誰でも安心して見られる軽快な冒険を楽しめました。平面的な構図なのも引っくるめて、さながら仕掛け絵本や、キッズ向けの舞台劇のよう。そう、そんな「お芝居がかった」ところは何だか不思議と好みでした。お会いできて、とても嬉しいです。